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「義男はどう思ってるかなんて知らないわよ。今、浮かれちゃってアイツの頭ん中お花畑だからさ。でも、肝心の虎ちゃんは気付いてるかもしれないね。花と話すとぎこちない時あるから」
だって、紅虎にはうっかり口を滑らせて告白しちゃったんだもん!
そこまで奈々に話したら、「何でロミさんへの片思いをようやく諦める決意をした瞬間に告るワケ?バカじゃん?もっと長期戦で行けってつうの!」とづけづけと言われそうなので、うう~と唸りながら掃除に没頭した。
考えてみたら、紅虎にお兄ちゃんに草さんに奈々、ほとんどの人が私の気持ちに気付いてるってことだ。
サンゴちゃんも金次くんも後から知ったら、怒るかな?何で言ってくれなかったの?とか言って。
でも、同じ家に住んでるワケだし、私がオーナーである紅虎が好きだってみんなが知ってるのも気まずいよね。
ロミさんと紅虎のお兄さんの白鷹さんの手作りウェディングをした夜、私は草さんに告白された。
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