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空が遠くになったある日
いつものように
車から降りて
駐車場を歩いていた
ふと
見上げてみると
そこには
真っ白なひつじ雲が
青空に敷き詰められて
浮かんでいた
深呼吸した
澄んだ空気が私の胸の中に
染み込んでいく
あなたがそこに居ますように
願いを込めて
ドアを開けたら
目の前にあなたの笑顔があった
魔法のドアだと思った
神様に感謝
誰かと話をしてる あなたを
通り過ぎて階段を登っていった
あなたも直ぐ斜め後ろから階段を登って来た
まだ魔法が続いてる
階段の真ん中辺りにある踊り場で
私は右手を差し出した
歩くのが早いあなたに先を譲った
今度は私があなたの後ろを行く
あなたが振り返りながら
私と話した
廊下に上がり
あなたは右側へ
私は左側へ
微笑みながら別れた
また後で
魔法よ解けないで
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