mission 0 バイト先はアイドルの付き人!?

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なのでその時の話は数分後にはもう忘れてしまい、スーパーで買い物を終えた俺は一人帰路についていた。 帰ったらすぐに夕飯を作って、残ってる洗濯物を終らせたら……何をしようか。 自主トレという選択肢もあったが、どうも俺は一人で練習をしても記録が上がるという性格ではなかった。 やっぱり仲間がいてこその記録であるし、なにより一人だけで体を動かすのはどこか味気ないと思う。 俺は歩きながら再びこれから先の事を考え始め、思い付いては首を横に振っていた。 しかし……。 そんな困っている時にこそ手を差しのべてくれるのが神様であり、まさに幸運としか言えないタイミングで、コンビニの店先に貼ってあったバイト募集の紙を目にした。 バイトか……。 新たな選択肢に、自分が何かのアルバイトをしている姿を想像してみた。 力仕事なら体が訛らないように調整でき、更に自分で使える毎月の小遣いが増える……。 幸いにもうちの高校はバイト禁止という訳でもないので、先生にきちんと申請書を出せばすぐに働く事もできる。
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