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「こんなもんかな」 一瞬で壁が崩れ落ちた。 暗くて狭かった部屋が今は光が差し込み明るい部屋となっていく 「どないしたん?」 「別に・・・」 壁が崩れたところから男が入ってきて私の元に来た。 「結構酷いもんやな」 男が私を見てそう言った。 それもそのはず 手足の自由を奪われ,鎖で繋がれているのだから。 「すぐ外したるからなジッとしとき?」 男はそう言うと手足に繋がれている鎖を外し始めた。 --ガシャン-- 私の自由を奪っていた鎖が外れ手足が軽くなったと同時に開放感を齎[モタラ]した。 「ほな,行こか」 男は私に手を差し伸べ私はその手を掴み男と一緒に歩いて帰った・・・ もぅ振り向かない・・・ どんな辛い事があっても・・・
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