第2話

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小学校まで眼鏡かけてて目立たない存在だった。 そこで決めた。 引っ越して新しい中学行ったらあたかも昔からヤンキーだったように。 転校当日から、髪茶色くしてたらどうだろう。 それが叶ってか、真由美は地元じゃないのを良いことに自由に生きていた。 そう言えば、あの優がなついたから余計気が楽。 中学1年の癖に金髪にして、どこで稼ぐのか親の金かタクシーで真由美も行く筈だった中学に遊びに行ってる。 見た目25位の中学生。 でも、味方につけといて悪いことは無い。 今日も母親の財布から盗んだ一万で優が好きな文房具を買ってあげた。 だけど優は気紛れだからあつかいにくそうだったのにあっけらかんと易々心を開いた。 楽なコだ。
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