第5話

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「…!」 「出来ないでしょ?」 その時、タイミング良く予鈴が鳴った。 「みんな席つけ~!」と担任らしき人が教室に入ってきた。 「……」 ちらっと彼女を見つめる。 立ち去ろうと一歩踏み出すと。 俺の耳に静かに投下される爆弾。 「あなたのそういう所…大嫌い」 俺の周りだけ急激に空気が冷やされたような気がした。 その言葉はズシッと重くて。 しこりみたいにいつまでも心に残っていたー
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