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「再会した時、お前が幸せならそれで良いと思っていた。だが、話せば話す程、身を引く所かどんどん好きになる気持ちが増した」
「……雷牙」
「またお前に会った時は、格好付けず自分に素直になる事を誓った。二度と後悔はしたくないからな」
「…………」
「最初はな、またお前を傷付けるんじゃないかと、ならばこの想いは封印した方が良いと思っていた。だが…お前を傷付けた俺だからこそ、この手で幸せにしたいと思った」
雷牙は私の手を離すと、対面する姿勢になり真っ直ぐに此方を見つめる。
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