愛しい想い

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地位に権力にその容姿に、女が寄って来るのは分かる。おまけに声も低くセックスが上手いと来たら骨抜きになる女は数知れずなの理解出来るわ。 「罪な男」 「何がだ」 「女の事よ」 「これからは変わる。俺は運命なんざ信じない性格だが、お前と再会したのは運命の仕業かもしれないと思う俺がいる」 「…そう」 「俺はお前さえ傍に居てくれりゃあ、それでいい。触れたいのは優里、お前だけだ」 雷牙はスッと手を伸ばすと手の甲で私の頬に触れ、さらりと撫でた。
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