愛しい想い

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「も、もう」 「帰るか」 雷牙について河川敷の階段を上がる。 その途中振り返って再び川を眺めた。 懐かしい川。よく此処で二時間とか一緒に過ごしたっけ。 雷牙に告白をされて返事をだしたのも此処だったな。 「優里?」 「あ、御免なさい」 慌てて階段を駆け上がり雷牙へと距離を詰めた。 昔はこんなロマンじみた事をする雷牙じゃなかった。わざわざ私の為にしてくれたのだろうか。
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