プロローグ

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プロローグ

   砂埃が舞った。 どこまでも、似たような景色が広がる砂漠。 自分が今、どこにいるのか、それさえも分からなくなりそうだ。 燦々(さんさん)と輝く太陽が、僕の視界を奪う。 それでも僕は、歩みを止めることはない。 確実に一歩ずつ、僕は君との思い出の場所に向かう。 もう一度だけ君に会いたい。 ただ、それだけを願って。
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