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「………っ!」
先生は動揺したのか手にしていたモノを落としてしまった。
黙ってしまい、何も答えてくれない。
けど何も話さない事で僕の中で答えが出た。
「……先生。話さないって事は肯定ですね?里ではなく、何処かに療養してるんですね?」
先生は困りきった表情で頭をかいているのに、それでも問いたださないワケにはいかない。
やっと、桜さんに会えるための手かがりを掴んでるんだ!
「…先生!!」
先生は僕の言葉には答えず、項垂れてしまった。
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