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なんで?
私のことを知ってるの?
「そりゃ、一応神様やってるからねぇ」
え!?
神様ー??
「うん。神様だよ。まあ…これでも結構格は高いんだけど…なかなか私の力を引き出せる人間がいなくてね~」
…………うん、意味わかんない。
「そうだろうね。ここは私の作り上げた空間だから、冥府とかに邪魔されずに済むからゆっくり話が出来るよ」
……………話ってなに?
「キミ、魂の記憶をどっかに忘れて来ちゃってるんだよ。このままじゃ、ちゃんと輪廻…えーと…成仏?出来ないよ」
え!?成仏出来ないの!?
「うん。だから私が喚んだのさ。君にチャンスをあげるために」
うん、さっきから頭の中のリアクション読まれまくってるから、気持ち悪い。
さっきの彼も気持ち悪いって思ってたのかな…感情駄々漏れなのに無表情なんだもん…。
「その彼に取り憑いてみない?」
………それって背後霊?
「いやいや、守護霊になって欲しいのさ。彼はちょっと特別なんだよ」
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