12人が本棚に入れています
本棚に追加
三人が手を繋ぎトライバースト発動した瞬間、カズマはスラスターを全開にして高速移動した
限界に近い機動であるため目眩がする
カズマ「これが、手を繋ぎ合う者達の力か!!」
だが、それはあるものを目覚めさせていた
老齢の女性がモニターを見ている
そこにはCOMPLETEと表示されていた
七色の竜巻をマリアは睨んでいた
正確にはその発生源を
カズマ「大丈夫か?」
降り立つカズマ
響はかなりのショックを受けていた
響「私のしている事って・・・」
カズマは響が言おうとしている事を先に言う
カズマ「偽善でも、君は胸が苦しくなることを知っているだろう?」
響「そうです、けど」
カズマ「君のしていることが確かに誰かを傷付けるかもしれない、でも君はその人達の上に立ち、倍の人達を救っているじゃないか」
翼「?」
カズマの言葉に何かの意味を察したのか翼がその先をとる
翼「だからこそ、あの四人にもその気持ちを伝えよう」
カズマ「セリフ取らないでくれまし?」
クリス「噛んだぞ?」
カズマ「そうだね」
カズマはため息をついて擬似シンフォギアを解除する
カズマ「さて、帰るか?」
カズマは3人に問いかける
響「はい」
翼「あぁ」
クリス「ヘリじゃないのか?」
肩をすかす
クリス「この状況じゃな」
カズマ「わかったかい?」
カズマは上着を捨てる、その下は青基調のタキシードである
クリス「似合わねーな」
カズマ「やかましい」
などと言いつつ裏の階段から帰る
緒川「あの」
カズマ「なんでしょうか」
緒川「必死で走ったの意味なかったですけど」
カズマ「かく乱と万が一の最稼働に備えるためですよ」
緒川「はぁ、そうですか」
カズマは紙を出す
緒川「何ですか?」
カズマ「ここ最近近郊で流れている使途不明金の流れ先です」
緒川「あの子達に関わりがあると?」
カズマはニヤリとしながら答えた
カズマ「えぇ、高い確率で」
最初のコメントを投稿しよう!