始まり

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三人が手を繋ぎトライバースト発動した瞬間、カズマはスラスターを全開にして高速移動した 限界に近い機動であるため目眩がする カズマ「これが、手を繋ぎ合う者達の力か!!」 だが、それはあるものを目覚めさせていた 老齢の女性がモニターを見ている そこにはCOMPLETEと表示されていた 七色の竜巻をマリアは睨んでいた 正確にはその発生源を カズマ「大丈夫か?」 降り立つカズマ 響はかなりのショックを受けていた 響「私のしている事って・・・」 カズマは響が言おうとしている事を先に言う カズマ「偽善でも、君は胸が苦しくなることを知っているだろう?」 響「そうです、けど」 カズマ「君のしていることが確かに誰かを傷付けるかもしれない、でも君はその人達の上に立ち、倍の人達を救っているじゃないか」 翼「?」 カズマの言葉に何かの意味を察したのか翼がその先をとる 翼「だからこそ、あの四人にもその気持ちを伝えよう」 カズマ「セリフ取らないでくれまし?」 クリス「噛んだぞ?」 カズマ「そうだね」 カズマはため息をついて擬似シンフォギアを解除する カズマ「さて、帰るか?」 カズマは3人に問いかける 響「はい」 翼「あぁ」 クリス「ヘリじゃないのか?」 肩をすかす クリス「この状況じゃな」 カズマ「わかったかい?」 カズマは上着を捨てる、その下は青基調のタキシードである クリス「似合わねーな」 カズマ「やかましい」 などと言いつつ裏の階段から帰る 緒川「あの」 カズマ「なんでしょうか」 緒川「必死で走ったの意味なかったですけど」 カズマ「かく乱と万が一の最稼働に備えるためですよ」 緒川「はぁ、そうですか」 カズマは紙を出す 緒川「何ですか?」 カズマ「ここ最近近郊で流れている使途不明金の流れ先です」 緒川「あの子達に関わりがあると?」 カズマはニヤリとしながら答えた カズマ「えぇ、高い確率で」
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