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翌日
翼「っはぁ!?」
素っ頓狂な声を上げるほどの人物が翼たちが通う学校に就職してきた
その人物とは
カズマ「どした?」
カズマだった
管理人「藍澤君には清掃をしてもらっていいか?」
カズマ「かまいませんよ」
作業服が意外と似合っているがそこはどうでもいい
なぜ入ってきた
ちなみに庭師としてである
経費削減をするために求めていた求人に応募して面接を受け、晴れてリディアンに潜入(?)してきたのだ
カズマ「これはまた」
裏手はかなり酷いことになっている
日当たりはいいが清掃されておらず荒れているのだ
カズマ「トライアル的にここをどうにかすればいいんですね?」
管理人「あぁ、できるかい?」
カズマ「お任せください、二日で済ませます」
朝から地味で忙しい作業が始まった
気付けば昼休み、学生達と同じ休み時間なのは楽しみがある
翼「カズマ」
カズマ「どした、翼」
翼「作業服、似合っているぞ」
カズマ「イヤミ?」
翼「いいや」
カズマは清掃した一部でテーブルを作っていた
クリス「コレ、お前が作ったのか?」
いつの間にかいたクリスが椅子を引き出しながら言う
カズマ「手慰みで」
精巧なデザインのリディアンの校章をアルミ製テーブル一面にディティールを壊すことなく描いている
これほど精巧に作っていながらて慰みとは
クリス「メシは?」
カズマ「食べてない」
翼「食べるか?」
カズマ「持ってきてます」
バッグを開き弁当箱を取り出す
テーブルにガラスをはめ込んでからそこに置く
翼「なんと」
クリス「スゲェ」
ガラスの光反射で校章が虹色に輝いていた
カズマ「綺麗にしていればいつまでも輝き続ける、そんなテーブルを作ってみた」
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