苦手なヒト

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着替えと言って、室井は寝室に入って行った。 俺は…今… …室井の部屋にいる。 車内での予想外の話の展開に、らしくなく驚き過ぎて、室井を困らせてしまった。 それから、二人で買い物のためにスーパー行き、並んでカートを押して買い物をした。 俺は内心嬉しくて、妙にはしゃいだりしていなかっただろうか。 今更ながら心配になる。 そして、今は部屋の中だ。 室井の部屋は……白とグレーでまとめられたシンプルな部屋。 グレーには濃淡があり、彼女のセンスの良さが伝わる。 小物などのインテリアは凝ったデザインの女らしいものだった。 そして、この部屋には 彼女の優しい匂いが漂って、 俺を嗅覚から刺激していた。
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