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そう思っていると、本当に、部長が先に歩いて行ってしまった。
私は出だしから少々のパニックに陥っていた。
私は悩みながらも、ピンクの淡いソルベカラーのキャミソールタイプのマキシワンピに、デニムのシャツを前結び。靴はやはりたくさん歩くから、ペタンコのバレエシューズ。
髪の毛はおろして、ビーズ飾りのバレッタで少し留める程度。髪の毛は…おろしてたほうが、部長の車、ゆったりもたれられて、いいんだよね…なんて。
そして
気付けばもう部長の車。
いつも通りの部長の匂いに包まれながら
私のうるさい心臓の音とは逆に
部長の車は静かに動き出した。
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