告白

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すると、寸法を測り終えた部長が私を呼んだ。 「ゆい。おまえが選んでくれ。」 「私が…ですか!?」 「そうだ。こっちに来い。」 …というわけで、私が選ぶことになった。 「…ぶ…。秀一さんはいつも青、グレー系ですからね…。」 部長は水色、グレー、薄いパープルみたいなクールで淡い色が多いかな。細かいストライプとかも着てるよね。 それがいつもすごく似合ってるの。 …って、私って意外に部長のこと…見てるんだ。 私はいつもの色味で、襟やボタンにちょっぴりデザインが入ったものを選んだけれど、最後にある一着に目が留まった。 「…これ…かわいい。」 それは、白地に襟と袖にピンクの刺繍糸で点々とステッチが入ったもの。前のボタンの縦のラインにも同じステッチが入ってる。 「…ピンクか?」 「ぶ…。秀一さん、着たことなさそうだから。」
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