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私は実家の気楽さを満喫していた。
涼太の相手をしながらのんびり過す。
兄夫婦も私が涼太をかまっているので、ゆっくり過ごせてるみたい。
途中で帰ってきた父も加わって家の中は賑やかさを増していた。
「涼太、ホントにゆいになついてるな。」
兄が言うと美穂さんも言う。
「ホントに。おかげでゆっくりできるし。そうだ!今度ゆいちゃんに涼太預けて、隆と二人でデートしよっかな?」
「あら、いいじゃない!」
母も話に入る。
「うん。いいよ。二人の時間なんてなかなかないでしょ?いつでも言ってね。」
私は美穂さんに笑顔で返した。
「涼太、ゆいのこと好きだもんねー。」
「キャハハ。」
私が言うと涼太が私にまたまとわりついてくる。
私は涼太を頬を合わせながら抱きしめた。
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