恋人

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俺は耐えきれずに無意識にゆいの髪に触れていた。 紅茶を入れた後、ゆいを呼ぶとなんの警戒もせず俺のすぐ隣に座った。 …紅茶の香りに気をとられてたのだろう。 こんなに近くで気を許すゆいがたまらなく愛しく思えた。 そう思ったら… もう手が伸びていた。 髪を触りながら時折鎖骨辺りに指が触れる。 それがまたもどかしい。 俺はゆいの頭の後ろに手を回した。 今すぐその唇が欲しかった。 「ストップ!!」 俺はゆいに両手で制された。
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