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…ついに…きた。
これからシャワーを浴びるだけだというのに、耳の横にあるんじゃないかと思うほど、心臓の大きな音が聞こえる。
私は意を決して浴室のドアを開けた。
な、何これっ…!?
なんと、一人暮らしの家に立派な檜風呂。広さもすごい。
浴室にヒノキのいい香りが充満してる。
私にはそのままでいいなんて、言いながら湯船にお湯も張ってくれている。
贅沢ー!
私の心臓はいつのまにか、リラックスモードで動いてる。
私は贅沢なお風呂を満喫していた。
しばらくして、脱衣場から部長の声がした。
「…ゆい!?大丈夫か?」
「…え?大丈夫ですよ?」
「あまり遅いからのぼせたかと思ったぞ。」
あまりの気持ちよさに長湯をしてしまったようだ。
「もう出ます!すみません!」
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