恋人

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風呂から出たゆいを見ると、バスローブでなくシャツワンピースを着ていた。 バスローブを期待してたけど、こっちも悪くない… …どころか、またツボだ。 湯船に浸かりすぎたのか、体がピンクに火照っている。 全身からはいい匂いが香る。 こいつは、俺をじらして楽しんでるのか? …んな、わけないよな。 これが最後の我慢だ。 俺はどうでもいいが、ゆいのためにシャワーを浴びに向かう。 「…おまたせ。」 俺が風呂から戻ると、ゆいが慌てて驚いて顔を上げる。 「は、早すぎません!?」 「早くしたんだ。ゆっくり風呂に入ってられると思うのか?…おまえのそんな姿見た後に。」 俺は言いながら冷蔵庫からボトルを取りだし、水を一気飲みした。 「さあ、早くプレゼントをくれ。もうプレゼントの時間だろ?」 俺はゆいを抱きかかえ、寝室に向かった。
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