3620人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
抱き上げると、落ちないようにゆいが俺にしがみつく。
ゆいの匂いが俺の鼻をくすぐる。
ゆいをベッドに寝かすとサイドテーブルの小さな明かりだけを点けた。
薄暗い明かりに照らされたゆいは、もうじたばたしたりせず、無言で俺を見ていた。
寝かしたことで、ゆいの太ももまでシャツの裾が上がった。
胸が高鳴る。
「…プレゼントの包みを開けよう。」
俺は胸元のボタンに手を掛け、はやる気持ちとは逆にゆっくりと外してゆく。
徐々に露わになる白い肌。
俺のために選んだであろう、その下着は俺の注文通りに刺激的で、ゆいの白い肌を引き立たせていた。
恥ずかしがりながら手で体を隠そうとするゆいを制し、耳元でささやく。
「…全部見せて。全部俺にくれ。」
耳元にキスをすると、ゆいの体がピクンと震える。
何度もキスをすれば、震えながら身をよじる。
俺の欲望が加速する。
優しくゆいに正面を向かせ、唇に激しいキスを落とす。
俺のそれに応えながら、ゆいの唇から漏れる息づかいが俺を痺れさせていく。
唇から首筋へ。首筋から胸元へ。俺は下へ下へ唇を這わす。
ゆいの体を覆う紺色のレースを優しく剥ぎ取り、ゆいの秘めた部分にもキスを落とす。
ゆいは熱い息づかいの合間に甘く妖しい声を漏らして感じ続ける。
全てが愛しかった。
ゆいは体を開き、約束通りに全部をくれた。
最初のコメントを投稿しよう!