恋人

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抱き上げると、落ちないようにゆいが俺にしがみつく。 ゆいの匂いが俺の鼻をくすぐる。 ゆいをベッドに寝かすとサイドテーブルの小さな明かりだけを点けた。 薄暗い明かりに照らされたゆいは、もうじたばたしたりせず、無言で俺を見ていた。 寝かしたことで、ゆいの太ももまでシャツの裾が上がった。 胸が高鳴る。 「…プレゼントの包みを開けよう。」 俺は胸元のボタンに手を掛け、はやる気持ちとは逆にゆっくりと外してゆく。 徐々に露わになる白い肌。 俺のために選んだであろう、その下着は俺の注文通りに刺激的で、ゆいの白い肌を引き立たせていた。 恥ずかしがりながら手で体を隠そうとするゆいを制し、耳元でささやく。 「…全部見せて。全部俺にくれ。」 耳元にキスをすると、ゆいの体がピクンと震える。 何度もキスをすれば、震えながら身をよじる。 俺の欲望が加速する。 優しくゆいに正面を向かせ、唇に激しいキスを落とす。 俺のそれに応えながら、ゆいの唇から漏れる息づかいが俺を痺れさせていく。 唇から首筋へ。首筋から胸元へ。俺は下へ下へ唇を這わす。 ゆいの体を覆う紺色のレースを優しく剥ぎ取り、ゆいの秘めた部分にもキスを落とす。 ゆいは熱い息づかいの合間に甘く妖しい声を漏らして感じ続ける。 全てが愛しかった。 ゆいは体を開き、約束通りに全部をくれた。
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