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朝、目を覚ますとゆいはまだ眠っていた。
あどけない顔で眠るその寝顔に一人ニヤつく俺は重症だ。
完全にゆいにヤられてる。
俺の方を向いて横向きに眠るゆい。薄い布団からは肩が露になって、胸元も覗いている。
それを見てると夕べのゆいを思い出す。
俺の中で欲望が疼き出す。
無意識にゆいのおでこ、肩にキスをして、起こさないようにと思いながらもつい手が伸びてしまう。
髪を撫でていると、ゆいがゆっくり目を開けた。
「……ん。……秀一…さん?……起きてたんですか?」
ぼんやりとした目で俺を見る。
「悪い。起こしたか?」
「…ん?……何かしました?」
「…いたずら。」
「…な、何をっ!?」
ゆいは布団を口元まで引き上げる。
意識がしっかりしたようだ。
「…いいこと。」
ゆいは顔を赤くする。
「おはよう。ゆい。……朝のゆいも味わいたい。」
俺が布団の中で手を忍ばせると、その手がゆいの手に止められる。
「…明るすぎて恥ずかしいです。しばらくお話しましょう。」
…この状況で話?
まあ、いいだろう。
「ゆいって…案外着痩せするんだな。」
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