恋人

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「…何をっ!?」 「…いろんなとこが敏感だけど…特に耳が感じやすい。」 俺がそう言って耳にキスしていじめると、ゆいは声にならない声を漏らして小さく震えた。 我慢しきれなくなる。 「…そんな反応するから止められなくなる。」 俺はゆいに覆い被さり、激しくキスをする。 「…だ…め。」 恥ずかしがってダメと言ったゆいの体は俺を拒否せず、最初の一言以外、ゆいはダメと言わなかった。 朝日の明るさで恥ずかしがるゆいがまたいじらしくて、俺はまたゆいに夢中になった。 シャワーを浴びに行く前、ゆいが言った。 「…私も秀一さんのこと、よくわかりました。……ホントはすごくエッチなんですね。」 「俺がスケベなのはゆいを考えてる時だけだ。…ゆいが俺をそうさせてる。」 「…もう。」 ゆいはシャツを羽織って浴室に向かう。 部屋の明かりでシャツに体のラインが少しだけ透ける。 ゆいと迎える初めての朝に、俺は心から幸せを感じていた。
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