恋人

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遅い朝食を食べ終え、洗濯などを済ませてからブラブラと家を出ることにした。 ゆいが朝ごはんを作る時も、片付ける時も、洗濯を干してくれる間も、ただ見てるだけで楽しかった。 純粋にこんな生活に憧れた。 俺たちは歩いて出かけた。 こんな風に歩いて出掛けるのは久しぶりだ。 俺の家の周りはいろいろな店が揃っているはずだから、割りと便利だ…と言っても一人でぶらつくことなんてないんだが。 ゆいはキッチンの小物や少し食材を買い足したいと言った。 もうすぐ5月も終わりという頃。汗ばむ陽気ではあるが風が心地いい。 俺たちはごく自然に手を繋いでいた。 スーパーに寄り、雑貨屋を覗き、パン屋に立ち寄り、最後にレンタルショップでDVDを借りて帰ることにする。 あっと言う間にお昼を過ぎる。 部屋に帰るとゆいが手早く昼食を作る。 昨日の残り物と買い足しで、きのこのクリームパスタとトマトのスープだった。
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