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あれから、そう、俺がゆいにきつい一言を浴びせてから、ゆいにいつも通りの笑顔がなくなった。
言い方がキツすぎたのか。
それほどまでにゆいを傷つけることを言っただろうか。
何にせよ、原因は俺にあるんだろう。
あの時、ゆいを責めるつもりなんてこれっぽっちもなかったのに。
単なる嫉妬心を越石ではなく、ゆいにぶつけた。
自分の男としての器の小ささに呆れる。
俺はゆいのこととなると、からきし子供染みている。
今日は金曜だ。
じっくり話してわだかまりを取りたい。
早くあの顔を見せてくれ。
俺はゆいの笑顔を思い出していた。
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