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「ぶ、ぶ、部長!私、お腹空いちゃってて。部長も空いたでしょう?先にご飯にしましょう?」
「お腹より先に満たされたいものがある。」
部長は私を抱き上げたまま離さない。
「…後でちゃんと満たしてあげます。だから…ご飯…。」
「ふーん。」
あ、この顔。
「…ゆいにしては大胆なこと言うんだな。たっぷり満たしてくれよ。…じゃ、言うこと聞いてご飯にする。」
部長が私を降ろした。
…先にご飯に出来たけど…逆に後が怖い。
部長はネクタイをはずしてリビングのテーブルに向かう。
「腹減った。いい匂いがする。」
部長は既に座ってこっちを向いて待ってる。
「すぐ用意しますね。」
私は急いで部長の前に夕飯を並べた。
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