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私たちが着くと既にみんな集まっていた。来ていないのは勝野課長一人。
「こっち。こっち。」
「お疲れー！」
若園さんが手招きで呼んでくれる。
二人分の席を開けてくれたので私は越石さんと並んで席に着いた。
「あとは、勝野課長だけだね。みんな、ごめん。話聞かれちゃって上手く誤魔化せなくて。新しい子たちは課長と飲むの初めてだよね？あ、ゆいも。お酒バンバン勧めてくるから気をつけて。」
え、そうなの？
でも、同じ女性だし、そんな無理やりなことしないよね？
私はそんな風に考えていた。
勝野課長が来ないことには始められないのでみんなで待っているけれど、飲み物も何もない状態で私たちの会話は既に盛り上がっていた。
そこへ勝野課長がやってきた。
「ごめーん！！待ったぁ！？」
課長は会社帰りらしい。だけど格好は十分に派手だった。
もしかしたら、いつも以上に派手かもしれない。
あのスカートの丈でどうやって座るんだろう…私はそんなことを気にしていた。
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