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今日は接待の後、直接ゆいのところに行けるように、着替えや荷物を準備してきた。
接待ゴルフが終わり、一息つく間も惜しいほど、ゆいに早く会いたくて仕方がない。
慌ただしく着替えて、車に乗り込む。
一緒にいた社長がその俺の姿に笑っていたとも知らずに。
少しでも早く会いたい。
逸る気持ちでアクセルを踏んだ。
ゆいのアパートに着くと、ちょっとしたいたずら心が芽生える。
ゆいから預かっている合鍵で気付かれないようにそっと入ってやろう。
ゆいは俺を待ちながら何をしているだろう。
俺は音が出ないように静かに鍵を回した。
…つもりだったが、なぜか鍵はかかっていなかった。
少し気になったが、足を踏み入れた。
ゆいは気付いてないようだ。
中に入ると、
俺の方が驚く羽目になった。
心臓が飛び出しそうなほど、鼓動が大きな音を立て始める。
玄関に一足、男物の靴が揃えられていた。
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