誕生日の宣戦布告

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母との電話を終えた後、しばらくして今度は義理姉の美穂さんから着信があった。 『ゆいちゃん、先週頼んでた、涼太を預かってもらう件なんだけど、ホントに甘えちゃっていいのかな?』 「はい。二人きりで出掛けるなんて、ホントに久しぶりでしょう?ゆっくりしてきてもらって大丈夫ですから。」 『ありがと。じゃ、思い切って甘えちゃおうかな!必要な物は持って行くし、じゃあ、お願いね。あ、彼氏にはお願いした?』 「あ、はい。一応…お願いしてあります。」 『そ。じゃ、楽しみね。』 土曜は、9時半頃からここに涼太を連れて来て、夕方5時くらいには迎えに来るということになった。 部長にももう一度お願いしておかなきゃ。 涼太が部長に泣いたりしなきゃいいんだけど。 と、いうわけで 今週末の私の予定は 土曜日。 涼太を預かり一日ママ。 部長も呼んで一日パパ。 パパ!?思わず赤面。 さて、次へ次へ。 日曜日。 美容院予約済。 誕生日に少しでも可愛くなって部長に会いたかったりして。 部長は接待。 月曜日。 私の誕生日。 どうか部長と過ごせますように。
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