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「…ヨウちゃん、急に来られたら困っちゃうよ。」
「ごめん。ちょっと話したくて。それよりゆい、それ、着替えて来てくれる?なんかその格好色っぽく見えちゃうから。」
「え?この格好?」
今の私は普段通りの会社スタイル。
白のリボンタイのシフォンブラウスに淡いサーモンピンクのスカートだ。
…色っぽい?
これで会社行ってるんだけど…。
でも、ヨウちゃんがそう言うなら着替えた方がいいのかな?
「…わかった。お茶、おかわりして待っててね。」
私はクローゼットのある寝室に入り、ドアを閉めた。
寝室入ってすぐに締め切っていたサッシを開けてからカーテンを閉めた。
部屋着になるわけにもいかないから、クローゼットからロールアップの白いジーンズとグレーのロゴTシャツを出してベッドに置いた。
ドアに背を向けてブラウスとスカートを脱いだ。
すぐにシャワーを浴びたかったけど、仕方ない。
私は胸元や首の汗をタオルで拭った。
そして、ベッドの上の着替えを取ろうと振り返った時…
…寝室のドアが静かに開いた。
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