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「キャンドルの効果を見せてくれ。」
キャンドルにこじつけて、俺は冗談まじりに言いながら、心の中ではゆいのくれる言葉に本気で期待していた。
ゆいから俺を求めて欲しかった。
たとえそれが俺が言わせた言葉だとしても、ゆいから俺を求めてくれれば、俺は簡単に満足するだろう。
だから俺はゆいからの言葉が欲しかった。
ゆいの目は恥ずかしがって、少し困っていて、でも、どこかで俺を求めているように思えたのは自惚れだろうか。
次の瞬間、俺の体を突き抜けるような衝撃が走る。
ゆいの口から出たのは俺が予想していた以上のものだった。
「…秀一さんに…いっぱい…愛されたい…。」
ゆいが俺の唇を塞いだ後、それを塞ぎ返すように激しくキスを浴びせた。
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