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朝食を済まして、二人で出社の準備。
早く起きたから、部長のシャツのアイロンがけもちゃんとしておいた。
部長はそれを嬉しそうに着てくれて、私は朝から口元が緩みっぱなしです。
…目は腫れてるけど。
部長は今日こそ、車に乗って行けと言うんだけど、
…やっぱりそれは出来ない。
私はまた部長に駅まで送ってもらい、電車に乗った。
一人になると、ヨウちゃんのことを考えてしまう。
もう一度、あの頃の二人に。
幼馴染の二人に戻りたい。
だけど、
ヨウちゃんに想われている私からは連絡をすることが出来ない。
…しない方がいいと思った。
私は電車の揺れを感じながら少しずつ、自分を仕事モードに切り替えていく。
今日も頑張ろう。
頑張らなきゃ。
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