自業自得

8/39
前へ
/39ページ
次へ
彼女の肌を滑らせるように、裾を捲り上げた後、強引に腕を抜き、彼女の頭を揺らして一気に服を脱がした。 もう、彼女が起きても構わなかった。 露わになる彼女の白い肌。 それを纏うのは水色のレース模様。 彼女の体は俺が何度も想像したそれよりも、 ずっと、大人びた女らしい曲線を描いていて、 俺は瞬時に魅了され、 動くことさえ出来なった。 もう一度、今度は唇にキスを落とそうとすると、 彼女がゆっくり目を開けた。 「…秀一…さん…?」 彼女の目に映り込むのが、思った人物と違ったからだろう。 彼女はぼんやりとしていた目を徐々にはっきりと見開き、 声にならない悲鳴を上げて、 慌てて身を翻した。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2111人が本棚に入れています
本棚に追加