誓い

9/34
前へ
/34ページ
次へ
…今日の部長はちょっと変。 いつも…エッチだけど… 今日はパワーアップしてるような…。 「…とにかく、見てきます!」 私は部長の手を無理やりほどいてバスルームに入った。 バスタブにはまだ半分ほどしかお湯が溜まっていなかったけど、私は綺麗なバスルームを眺めようと、バスタブの淵に座り、ガラス張りのその四角い空間のあちらこちらを眺めていた。 …ガラス張りって…ちょっと恥ずかしいよね。 誰もいないけど…見られてるみたい。 隅々までピッカピカだなぁ…。 「ゆい。何してるんだ?」 私の思考は部長の言葉で遮られる。 「あ、いえ、…キレイなんで見とれてました。」 私が立ち上がると部長がそのまま私を壁に寄せてキスをする。 一瞬驚いて、部長の体を押し退けようとするけれど、部長の甘い舌がすぐに私の体の力を奪う。 部長がバスルームの照明を薄暗くダウンさせると、私のブラウスのボタンに手を掛けた。 部長が急(セ)くように私の着ているものを剥ぎ取って、急いで自分のシャツも脱ぐ。 そして、まるでなだれ込むように、まだお湯の溜まりきっていないバスタブに身を沈めた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2073人が本棚に入れています
本棚に追加