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「物件て、物件てぇえ………良いけどぉ!」
どうやらお気に召さなかったようだ。
いいじゃん、カフェ。
「そうだ、転生といっても、その年齢、容姿のままアーツに行けるけど…どうする」
転生って、赤ん坊からやり直しって事じゃないの?
赤ん坊からなんて、とても避けて欲しいのですが。
「赤ん坊からやり直しが全て転生じゃないけど……君の要望だったら、何でも聞くよ」
どうやら神は、本当に私を気に入ってくれたらしい。
…容姿はこのままでいいや。
黒髪、黒目。
突然顔変わったら、気が狂いそう。
「あ、それと、君にお願いしたい事があるんだけど…」
「なに?」
神が私にお願いだって?
神は少し小声になって話した、私と神しかいないのに、小声になる意味な。
「____って感じなんだけど」
「そんなことで良いなら、私で良ければ」
神に頼まれたのは、アーツでの出来事を時折報告しに来て欲しいと言う事らしい。
そんな事で良ければ、まぁ。
____
大体の事は決まった。
そしていざ転生。
どんな感じでするのかと思いきや、普通に身体が薄くなっていった。
もう意識が朦朧とし始めたとき神が一言。
「たっくさん能力にオマケ付けといたからね」
変なものは付けてないでしょうな。
そして私は、意識を手放した。
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