切な過ぎる立場

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◆ ◆ ◆ その後――。 私と流司の関係は、それなりに順調に続いた。 週に一度のペースで会い、夕食とベッドを共にする。 夕食後にホテルへ行くこともあれば、ホテルのあと夕食というパターンもあった。 もちろん費用は全額私が払う。 そんな関係のどこが順調なの……? と、考える女性が多いことも分かる。 でも私にとっては、流司と会える時間が生活の励みになっていた。 「俺さ、一人の時間が好きだし、他人と長時間一緒にいると疲れちゃう。だから週に一回会うなんて俺にしたら多い方だよ」
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