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「まぁ順調に予定通りいけば、一ヶ月で退院して、仕事にも復帰できるんだけどさ」
「でも心配よね。それなら旅行どころじゃないし、知らなかったとはいえ能天気でごめんね」
「透子が謝る必要ないよ。話さなかった俺が悪いんだから」
いつもの流司と違って饒舌だった。
私は彼の身の上話に聞き入っていた。
「妹も大学に行きたがってるんだけど、費用がきつくて。でも何とかして行かせてやりたいんだよね」
「そうよね」
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