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相変わらず寡黙な流司だったが、私の恋心が冷めることはなくて……。
他人から見れば、
『お金で男を買っている最低な女』
というレッテルを貼られるのだろう。
同情や哀れみ以上に、侮蔑されて仕方ないのかもしれない。
それでも私は流司と会い続けたいのだ。
流司とのデートは、平凡な私の日常に潤いを与えてくれる至福の時間。
彼からお金をせびられて渡しているわけじゃない。
私自身が自らの意志で、自分が働いて稼いだお金を渡しているだけ。
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