哀しみのクリスマス

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「こんばんは。待った?」 私も形式的な挨拶を返す。 「そんなことない。来たばかりだよ」 「じゃあ食事に行きましょうか。それともここで少しお茶する?」 流司が飲んでいたコーヒーカップを見ながら、私は訊いた。 カップの中にはまだ半分以上も中身が残っている。 「いや、もう出よう。コーヒーは食後にも飲めるし」
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