哀しみのクリスマス
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彼の答えを聞いた私は、席に座ることなく出口の方へ進む。 流司も立ち上がって後ろから付いて来た。 「イタリアンにしたけどいい?」 カフェを出たところで流司が確認してきた。 今夜のレストラン選びは、彼に任せたのだ。 『食事とお酒がいい』 と、流司がメールで希望を伝えてきた時の返信で。 「もちろんよ。イタリアンは大好きだし」
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