哀しみのクリスマス

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私たちは流司が予約した店に足を運んだ。 そのレストランは、待ち合わせのカフェから3分ほど歩いたビルの1階。 落ち着いた店内はちょうど良い混み具合で。 ここならゆっくり食事が楽しめそうだった。 「あ、これ……」 シャンパンで乾杯したあと、私はお金の入った封筒を渡そうとした。 いつも通りの儀式。
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