年齢の壁

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夕食もこの中で食べ、そのあともまたアトラクションに乗ったり、綺麗なイルミネーションを見たり……。 できればほんの一瞬でもいいから、手を繋いで歩いたりもしたかった。 「私は最後までいたいな。せっかく来たんだし」 「わかった」 流司は承知してくれたが、気乗りしていない表情。 私の提案で軽い夕食を食べながら少し休み、再び園内を歩き出す。 「透子はまだ乗りたいんでしょ? 何にする?」 「どうしても乗りたいわけじゃないわ……。イルミネーションも綺麗だし、ブラブラ歩くだけでも楽しいから」
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