52人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「透子が怒って一人で帰っちゃったら……って、少し心配したよ」
「一人で帰ったりするわけないわ」
「そりゃそうだけど、ちょっと心配になったの。だから透子の顔を見てホッとした」
流司の言い方が可愛かったので、私の心も少し和む。
私たちはカフェを出て、再び園内を歩き始めた。
そして、ちょうど人が途絶え、周りに誰もいなくなった時……
流司は私に軽いキスをした。
驚いた私が流司の顔を見ると、彼は悪戯っ子のように笑っている。
最初のコメントを投稿しよう!