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このお金によって、
『何年間の契約』
などと流司を縛るつもりはない。
いつまで会ってくれるのか、
どんなふうに会ってくれるのか、
その判断は彼に委ねようと思っていた。
たとえお金を渡した翌日から会えなくなったとしても、後悔しないかどうかを自分に問いかける。
数日間考えてみたが、気持ちは変わらなかった。
むしろ、さっぱり晴れ晴れしたような気分。
私にとって400万円は決して安い金額ではない。
とてもとても貴重なお金。
今後も女一人で生きていくのだから、今あるお金を大事にすべきなのは紛れもない事実だ。
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