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流司に400万円を渡す決心は変わらなかったものの、会う時間を作るのも難しい状況だった。
クリスマスさえも時間は仕事に費やした。
そうせざるを得なかったのだ。
結局、12月は一度しか彼と会えなくて。
しかも私は仕事のことが頭から離れず、流司との今後に関する重大な話を落ち着いてできる状況ではなかった。
そのため400万円の決心を告げるタイミングは、翌月まで持ち越し。
翌月まで持ち越しになっても、私の気持ちは変わらなかった。
決心は衝動的なものではなく、本気。
そう自信を持てて良かった。
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