ストーカーのいる日常

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「…またか。」 自室の窓から射し込む光に混ざる禍々しい気配を感じたので、カーテンをしめた 「ふぅ…よくもまあ毎日毎日僕の部屋を覗いてくれるよなぁ」 僕、日野 真昼は10年間ストーカーにまとわりつかれてる極々普通の高校1年生だ 平々凡々な高校1年生だ。 「玄関にまわれば迎え入れるのに、なんでこう、覗いたり不法侵入したりするかなぁ」 僕のことをつけまわしている"彼女"は、保育園から高校までずっと同じ学校で家も隣同士、親同士の仲も良く…とまぁ、所謂幼なじみである。 保育園の年長にあがった頃から幼なじみにつけまわされることになってしまった 理由はいろいろあるけど、やっぱりあの約束が… 「真昼ー。朝飯できたぞー」 「はーい、今降りるよ」 まぁ、この話はいいや 早く降りて朝食にありつくとしよう
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