麗しの彼女の実は…

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5月…高校入学から一ヶ月経ち、クラスにも慣れ始めた頃だ 土日明けて月曜日、普通に登校していた 「この時期はぽかぽかしてていいなぁ」 背後に熱い熱い視線を受けながら 不意に振り返る 「モネ、おはよう」 「ひぅっ…!」 ひぅっ…と可愛い悲鳴をあげた彼女は 姉川 モネ(あねがわ もね) 僕の家の隣にある家の一人娘であり、保育園から高校までずっと同じ学校に一緒に通っている幼なじみだ 「まーくん…おはよぅ…//」 「ほら、並んで行こうよ、遅刻するよ?」 「ぅ、うん…//」 彼女は引っ込み思案だ だからいつも後ろをつけてくるのだろう
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