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「いいなぁ~!
俺も結婚したくなりそう・・・。」
そう呟いた豊の言葉を私は聞き逃さなかった。
「いいじゃん。結婚しちゃえば?」
そう言いながら愛ちゃんの方を見る。
彼女は照れながらも、豊の反応を見てどこか嬉しそうだ。
「いやぁ、冗談だよ・・・!!」
照れてそう返しながらも、豊の表情はまんざらではなさそうだ。
そんな豊の表情を確認し、私はそのままアヤの方を向いた。
アヤは私たちのやりとりを見て笑っている。
―――もしかしたら彼も、少しは結婚を意識しているのだろうか・・・?
斗真たちの結婚式を見て誘発されるかも・・・なんて期待しちゃいけないけど、もしアヤが少しでもそう感じてくれたら・・・。
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