白い薔薇の花言葉

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同窓会の会場である東山の温泉旅館に母を送り、ブーケの箱を受け取って1人Ni-naへと戻る。 そこには既に、幸せな2人をお祝いするために集まった沢山の人がいて談笑を交わしていた。 「ブーケ持ってきたよ!!」 屋根裏の小部屋で花嫁の介添えをしていた愛ちゃんに、母から受け取ってきた真乃ちゃんのためのブーケを手渡す。 そして私は、自宅から運んできた姿見鏡に向かって座る真乃ちゃんの顔を笑顔のまま覗き込んだ。 「うわぁ~!すごく綺麗・・・!!」 私が褒めると、真乃ちゃんは照れて顔を赤らめた。 「元々、お人形さんみたいに可愛いもんね。 私もいつか結婚式を挙げたいな~!」 綺麗に着飾った真乃ちゃんを見て、愛ちゃんも嬉しそうにそう呟く。
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